現在、仮想通貨というものは1,000～1,500以上の種類があると言われていますし、
今でも新しい仮想通貨が日夜作られているようです。
ちょっと仮想通貨に興味がある方なら「アルトコイン」という言葉を聞いたことがあるのでは？ベテランの方には不要な説明ですが、アルトコインは「ビットコイン以外の仮想通貨」のことを表す総称です。そして、これだけ仮想通貨が出回っているにも拘らず、未だに「仮想通貨＝ビットコイン」というイメージが定着してしまっているので、ビットコインがいかに凄い通貨というのかがよく分かります。
しかし、ビットコインだけでなく、総称として呼ばれている「アルトコイン」だって頑張っているんです！ということで、今よく知られているアルトコインについて、ざっくりと簡潔に説明します！
イーサリアム（ethereum）
仮想通貨No.2と言えば、イーサリアムでしょう！ちょっとビットコインが圧倒的過ぎるというのがありますが、アルトコインの中では不動の地位を築いています。仮想通貨の元祖ビットコインより後発的に出ているので、ビットコインの技術を吸収しつつ、新しい技術を取り入れているのが特長でしょう。
ビットコインのブロックチェーンは取引の記録が残り、世界中のユーザーがお互いに見張っている形になりますから不正がしづらいです。イーサリアムはそれにさらに改良を加え、「取引をしました」という情報プラス「スマートコントラクト技術」で、契約情報を同時に記入することができるので、改ざんすることがより難しくなっています。これからどれくらい伸びるのかが楽しみなイーサリアムです！
リップル（ripple）
通貨名（XRP）の名称で呼ばれているリップルは、仮想通貨というよりシステムの名前と言ったほうが良いでしょう。多くの銀行がリップルの便利な送信システムを利用しており、そこからリップルコインの需要が高まってきたようです。2017年の5月にはなんと「80倍前後」というある意味怖ろしい価値に急騰しているというのが凄いです。
また、送金システムの時間がわずか「4秒」で完結するスピーディーさ、そして毎秒1,000件の取引を処理できるというのが特長で、2018年最も動向が期待できるのがリップルかもしれません。
ライトコイン（litecoin）
LTCの愛称で知られているライトコインの特長は、ビットコインがぶち当たっていた壁といえるブロックチェーンへの承認（マイニング・採掘）が約2分で完了すること（因みにBTCは約10分）。2分と10分の差というのは大きいもので、たかが8分といえども取引を迅速に進めたい人にとっては素晴らしいものです。
また、ビットコインでのマイニングには特殊なシステムなどが必要なのですが、ライトコインではふつ～の、一般的なコンピューターでできてしまうというのがとても便利です。
ネム（nem）
通貨名はXEMのネムは、2015年に誕生したばかりの仮想通貨なので、まだ3年ほどしか経過していませんが、仮想通貨業界の上位にランクするほどの実力を備えています。ネムの特長は「プルーフ・オブ・インポータンス」を採用しているところ。これは「富める者のところにさらに富が増える」という金持ちがどんどん金持ちになってしまう構造を打破し、「ユーザーの重要度」で報酬を分配する仕組みを採用しています。
「重要度」というのはどういうことかと言うと、“ネムを沢山利用している人”が優先されるということ。「ネムの保有数」と「取引の頻度」で重要度が決まるので、富の一極集中が回避されるんです。
ビットコインキャッシュ（BCHまたはBCC）
ビットコインから派生？分岐？（ハードフォーク）したBCH・BCCは、ビットコインの名を冠するだけあって、現在の仮想通貨ランキング3番手に位置しています。特長としてはブロックサイズがビットコインの1メガから8倍に上がったこと。これにより、ビットコインの拡大と共に大幅な時間を食ってしまっていた処理時間が、当初の予定通り速いスピードで取引を処理することができるようになりました。
また、独自の新しい難易度調整アルゴリズムを採用し（DAA）、ハッシュレートの変動を抑制しながら安定した運用をできるようにしています。
「ビットコインキャッシュこそ正統のビットコイン」という主張も出ており、目が離せません。
コメント