出演者情報

マニュエル・ルグリManuel Legris
ウィーン国立バレエ団芸術監督/元パリ・オペラ座バレエ団エトワール

1976年パリ・オペラ座バレエ学校入学。1980年パリ・オペラ座バレエ団入団。1982年にスジェに昇格し、1986年にヌレエフ版『ライモンダ』ジャン・ド・ブリエンヌを踊り、プルミエ・ダンスールを経ることなく、エトワールに任命される。ルドルフ・ヌレエフに師事した最後の“ヌレエフ世代”の1人として、古典作品はもちろんコンテンポラリーまで幅広いジャンルで世界的に高く評価されてきた。2009年5月『デフィレ』『オネーギン』の主演およびに同バレエ団を引退。翌年9月にウィーン国立バレエ団芸術監督に就任。2016年には自身で初めて全幕振付を手掛けた『海賊』が高く評価され、芸術監督、振付家としてもその比類なき才能を発揮している。
受賞・受勲歴に、1998年ブノワ賞、2002年国家功労賞シュヴァリエ、2006年レジオン・ドヌール勲章シュヴァリエ、2009年芸術文化勲章コマンドールほか多数。日本での人気は舞台上にとどまらず、篠山紀信による写真集「ルグリ・イン・オペラ」、パリ・オペラ座在籍時代を描いた単行本「パリ・オペラ座のマニュエル・ルグリ」、NHKテレビシリーズ「スーパーバレエレッスン パリ・オペラ座 永遠のエレガンス」、NHK特集「夢をかなえるアン・ドゥ・トロワ~ルグリと目指せバレエの饗宴~」など。

イザベル・ゲランIsabelle Guérin
元パリ・オペラ座バレエ団エトワール

1977年にコンセルヴァトワール・パリ校を主席で卒業後、パリ・オペラ座バレエ学校編入を経て、パリ・オペラ座バレエ団に入団。1984年にプルミエール・ダンスーズに昇格。1985年にはブルメイステル版『白鳥の湖』に主演後、エトワールに任命された。マニュエル・ルグリと同じく“ヌレエフ世代”としてパリ・オペラ座の伝統を受け継ぐ、ルグリの名パートナー。2001年には『マノン』のタイトルロールを踊り、同バレエ団を引退。アデュー公演後もゲスト・エトワールとして出演し、『ノートルダム・ド・パリ』エスメラルダ、『アザー・ダンス』などを踊る。その後12年ほど舞台から退くが、ルグリから共演の誘いを受け、復帰。2014年に上海にて『フェアウェル・ワルツ』、2015年世界バレエフェスティバルにて『こうもり』でも共演した。受賞・受勲歴に、1989年パヴロワ賞、1993年にブノワ賞およびに文化芸術勲章シュヴァリエ、2011年レジオン・ドヌール勲章ほか多数。

マリアネラ・ヌニェスMarianela Núñez
英国ロイヤル・バレエ団/プリンシパル

1988年コロン劇場バレエ学校入学にて学び、14歳から同バレエ団に所属し、世界ツアーにも参加する。1997年に英国ロイヤル・バレエ・スクール最終学年編入を経て、1998年に同バレエ団入団。2001年にファースト・ソリスト、2002年にプリンシパルに昇格し、ほぼ全ての作品で主演する。アメリカン・バレエ・シアター、ミラノ・スカラ座バレエ団、ウィーン国立バレエ団ほか各国の著名バレエ団にゲスト出演。アシュトン、マクミラン、クランコ、テューダーから、バランシン、ロビンズ、フォーサイス、キリアン、スカーレットと、古典からモダン作品まで踊りこなす。主なレパートリーに『ドン・キホーテ』キトリ、『ラ・フィユ・マルガルテ』リーズなど。2013年オリヴィエ賞、2005年およびに2012年に英国舞踊批評家協会賞最優秀女性ダンサー賞受賞ほか多数受賞。

ワディム・ムンタギロフVadim Muntagirov
英国ロイヤル・バレエ団/プリンシパル

1999年ロシア国立ペルミ・バレエ学校に入学。2006年ローザンヌ国際バレエコンクールで入賞し、英国ロイヤル・バレエ・スクールで学ぶ。2008年にユース・アメリカ・グランプリNY本戦で金賞を受賞。2009年にはイングリッシュ・ナショナル・バレエに入団し、2010年にファースト・ソリスト、2011年にプリンシパル、2012年にはリード・プリンシパルに昇格。英国ロイヤル・バレエ団には2014年にプリンシパルとして移籍。マリインスキー・バレエ、アメリカン・バレエ・シアター、ウィーン国立バレエ団など、客演の機会も多く、日本では2014年より新国立劇場バレエ団にてシーズン・ゲスト・プリンシパルとして度々主演。ルグリも、現代の“理想のプリンス”と称して期待を寄せる逸材。『白鳥の湖』『眠れる森の美女』『くるみ割り人形』といった古典作品の主役はもちろん、英国ロイヤル・バレエ団移籍後は、『オネーギン』、『カルメン』『ロメオとジュリエット』主演からバランシンほか数々の振付家の作品を踊り、王子役にとどまらない魅力を発揮しながら、幅を広げている。受賞歴に、2011年英国舞踊批評家協会賞最優秀男性ダンサー賞、2013年ブノワ賞など。

オルガ・スミルノワOlga Smirnova
ボリショイ・バレエ/プリンシパル

2011年にワガノワバレエ・バレエ・アカデミーを主席で卒業後、ボリショイ・バレエにソリストとして入団。在学中から海外ツアー公演に参加し、近年ではアメリカン・バレエ・シアターやマリインスキー・バレエにも客演。主なレパートリーに、『白鳥の湖』オデット/オディール、『ラ・バヤデール』ニキヤなど、バレリーナの理想とも言えるその美しい容姿を活かした古典作品で観客を魅了し続け、ボリショイ・バレエの次世代の女王として注目を集めている。近年ではボリショイ・バレエ初演の作品でもメインパートを任され、2013年クランコ振付『オネーギン』タチアーナ、2014年にはノイマイヤー版『椿姫』マルグリッド、マイヨー版『じゃじゃ馬馴らし』ビアンカなど。受賞歴に、2009年ミハイロフスキー劇場グランプリでのグランプリ受賞、2012年にはテレビ番組ボリショイバレエプロジェクトにてベストダンサーに選ばれた他、2013年ブノワ賞、2014年レオニード・マシーン賞など。

セミョーン・チュージンSemyon Chudin
ボリショイ・バレエ/プリンシパル

2003年にノヴォシビルスク・バレエ学校卒業後、ユニバーサル・バレエ(韓国)に入団。2007年にチューリッヒ・バレエ(スイス)にプリンシパルとして移籍。2008年よりモスクワ音楽劇場バレエ団プリンシパル、同年にはミハイロフスキー劇場バレエのゲスト・ソリストも務め、2011年から現在までボリショイ・バレエにプリンシパルとして所属。ルグリも“ダンスール・ノーブル”にふさわしいダンサーとしてチュージンを挙げ、賞賛している。主なレパートリーに『白鳥の湖』、『眠れる森の美女』などの王子役をもちろん、バランシン振付『アポロ』、クランコ振付『オネーギン』、ラコット振付『マルコ・スパーダ』などボリショイ・バレエ初演の演目も多くのメインパートを任され、幅を広げている。受賞歴に、2011年ブノワ賞受賞など。

エレナ・マルティンHelena Martin

バルセロナにてスぺイン舞踊、フラメンコ、クラシックバレエを学ぶ。1996年よりスペイン国立バレエ団、2002年からはラファエル・アギラル・スペイン舞踊団それぞれにプリンシパルとして所属。アギラル振付『カルメン』のタイトルロールを務めた他、各地に客演し、アントニオ・ガデス、ホアキン・コルテスといったフラメンコ界のスターはもちろん、クラシックバレエ界でもシルヴィ・ギエム、アニエス・ルテステュ、オレリー・デュポン、デヴィッド・ホールバーグそしてパトリック・ド・バナなど、ジャンルを超えて著名ダンサーと共演。ルグリ自身の公演にも度々招かれ、<マニュエル・ルグリの新しき世界>シリーズでも来日している。

パトリック・ド・バナPatrick de Bana

ハンブルク・バレエ学校で学ぶ。1987年にモーリス・ベジャール・バレエ団に入団、その直後からプリンシパルとなる。1992年からはナチョ・ドュアト率いるスペイン国立ダンス・カンパニーにプリンシパルとして在籍。ベジャール作品の他にも、ドュアト、キリアン、フォーサイス、エックなど多くの現代振付家の作品をレパートリーに持つ。2003年にはナファス・ダンス・カンパニーを創設し、世界各地で公演を行う。振付も多数手がけ、マニュエル・ルグリのために振り付けた『ザ・ピクチャー・オブ…』、ルグリとゲランのために振り付けた『フェアウェル・ワルツ』ほか、ウィーン国立バレエ団のために手掛けた改訂版の『マリー・アントワネット』も高く評価された。2012年およびに2013年、ブノワ賞最優秀振付家賞を受賞。

ニーナ・ポラコワNina Poláková
ウィーン国立バレエ団/プリンシパル

ブラティスラヴァ・ダンス・コンサヴァトリーを卒業後、2003年スロバキア国立バレエ団にソリストとして入団。ウィーン国立バレエ団には2005年に入団。2008年にデミ・ソリスト、2010年にソリスト、2011 年にプリンシパルに昇格。主なレパートリーに、『ドン・キホーテ』『白鳥の湖』『ラ・バヤデール』、『オネーギン』、『パキータ』、『マノン』の主役に加え、『テーマとヴァリエーション』、『イン・ザ・ナイト』ほかフォーサイス、ウィールドンなどの作品でメインパートをこなし、ルグリも信頼するプリンシパルへと成長。ルグリが手掛けた全幕作品でも『海賊』メドーラ、『ライモンダ』タイトルロールなどを務めた。

デニス・チェリェヴィチコDenys Cherevychko
ウィーン国立バレエ団/プリンシパル

ワディム・ピサレフに師事した他、ミュンヘン・バレエ・アカデミーにて学ぶ。2006年にウィーン国立バレエ団入団。2008年にデミ・ソリスト、2009年にソリスト、2012年にプリンシパルに昇格。主なレパートリーに、『ラ・シルフィード』ジェームズ、『ドン・キホーテ』バジル、『ラ・フィユ・マルガルテ』コーラス、『こうもり』ウルリック、『オネーギン』レンスキー、『テーマとヴァリエーション』、『ルビーズ』、『精密の不安定なスリル』など。またルグリ版『海賊』ではコンラッドを踊る。受賞歴に、2012年ヴァルナ国際バレエコンクール金賞ほか、2011年にはブノワ賞にもノミネートされた。

ナターシャ・マイヤーNatascha Mair
ウィーン国立バレエ団/ソリスト

ウィーン国立バレエ学校で学ぶ。2012年に同バレエ団入団し、2014年にデミ・ソリスト、2016年からはソリストとして在籍。ルグリ版『海賊』ではグルナーラ、オダリスクを踊ったほか、アシュトン『ラ・フィユ・マルガルデ』の主演など。その他のレパートリーに、『くるみ割り人形』クララ、『マイヤリング』ステファニー、『オネーギン』オルガ、『アレグロ・ブリリアンテ』、『セカンド・ディテール』など。チャーミングな容姿と見事な足先で観客を魅了し、古典・コンテンポラリーを問わず、次々と重要な役を射止めている。

ニーナ・トノリNina Tonoli
ウィーン国立バレエ団/ソリスト

アントワープ王立バレエ学校およびに、ロイヤル・バレエ・スクールで学ぶ。2013年にはウィーン国立バレエ団に入団し、2014年にデミ・ソリスト、2016年にはソリストに昇格。『くるみ割り人形』クララ、ルグリ版『海賊』グルナーラ、オダリスクほか、バランシン、クランコ、ラコット、マクミラン、ノイマイヤー、フォーサイスなど幅広い作品でソリストを出演。『ラ・フィユ・マルガルテ』ではリーズ役で主演し、バレエ団の中心メンバーとして今後が期待される存在。

ニキーシャ・フォゴNikisha Fogo
ウィーン国立バレエ団/ソリスト

カングリア・スヴェンスカ・バレエ学校で学ぶ。2011年のローザンヌ国際バレエコンクールで、ゲイリーン・ストックの目に止まり、英国ロイヤル・バレエ・スクールに編入。2013年にウィーン国立バレエ団入団、2015年にデミ・ソリスト、2016年にはソリストに昇格。『ドン・キホーテ』『ラ・フィユ・マルガルテ』といった古典作品のみならず、バランシン振付『タランテラ』、フォーサイス振付『セカンド・ディテール』、バナ振付『クリーチャー』といった作品で、持ち前のテクニックと個性を発揮している。ロベルト・ボッレによるガラ公演「ロベルト・ボッレ アンド フレンズ」にも招かれ、海外でも活躍の場を広げている。

ヤコブ・フェイフェルリックJakob Feyferlik
ウィーン国立バレエ団/ソリスト

ウィーン国立バレエ学校で学び、2013年には同バレエ団入団。理想の王子体型とも言える長い手足が魅せる丁寧なテクニックで、入団当初からルグリに注目され、2016年にはソリストに昇進。ルグリ振付作品では『ドニゼッティ・パ・ド・ドゥ』『海賊』ほか、『ライモンダ』では主役ジャン・ド・ブリエンヌに抜擢された。そのほかのレパートリーに、『ラ・フィユ・マルガルテ』コーラス、バナ振付『マリー・アントワネット』、バランシン振付『ワルツ・ファンタジー』ソリストほか、ロビンズ、ベジャール、マイヨーなど古典からコンテンポラリー作品まで多くをこなし、ウィーン国立バレエ団を担っていくスターとして着実に成長を遂げている。

ジェロー・ウィリックGéraud Wielick
ウィーン国立バレエ団 デミ・ソリスト

ロイヤル・バレエ・スクール・アントワープおよびにサンフランシスコ・バレエ・スクールで学ぶ。2012年、ウィーン国立バレエ団入団。2016年にデミ・ソリストに昇格。パトリック・ド・バナ振付作品『マリー・アントワネット』をはじめ、ルグリが力を入れる作品の要所を任されてきた期待の若手。プティ、ノイマイヤー、バランシン、ロビンズ、マランダンなど着実にレパートリーを広げている。

ジェームズ・ステファンJames Stephens
ウィーン国立バレエ団/デミ・ソリスト

ロイヤル・バレエ・スクール卒業後、2013年にウィーン国立バレエ団入団。2016年にデミ・ソリストに昇格。ルグリが白羽の矢を立てた期待の若手。長い脚のラインが光るジャンプに注目。主な出演作品に、アシュトン『ラ・フィユ・マルガルテ』、プティ『こうもり』、ロビンズ『フォー・シーズンズ』、ノイマイヤー『いにしえの祭り』、バナ『マリー・アントワネット』、ベジャール『アレポ』など。

芝本梨花子Rikako Shibamoto
ウィーン国立バレエ団/コール・ド・バレエ

ウィーン国立歌劇場バレエ学校に編入・卒業後、2016年ウィーン国立バレエ団入団。コール・ド・バレエでありながら、入団当初からルグリも期待を寄せ、これまでに「白鳥の湖」小さな4羽の白鳥、ナポリの踊りソリスト、「シンフォニー・イン・シー」第4楽章ハーフソリスト、「ライモンダ」第3幕グラン・パ・クラシックといったソリストパートを任されてきた。日本では、めぐみバレエアートにて学び、主な受賞歴に、2014年NBA全国バレエコンクール (中学生女子3年の部)第3位、同年ジャパングランプリジュニアA (女性部門)第3位など。

滝澤志野Shino Takizawa
ウィーン国立バレエ団専属ピアニスト

大阪府出身。幼少時からピアノと作曲を学ぶ。桐朋学園大学短期大学部ピアノ専攻卒業、同学部専攻科修了。第一回堺ピアノコンクール金賞、第一回21世紀ピアノコンクール金賞、2001年ピティナピアノコンペティション全国大会入賞。在学時よりオペラ及びバレエ伴奏に携わり、舞台芸術のコレペティを志す。2004年より新国立劇場バレエ団ピアニストに。2011年よりウィーン国立バレエ団専属ピアニストに就任し、渡欧。即興演奏を得意とし、バレエピアニストとして専門性を深めながら、同歌劇場バレエ公演およびガラ公演において、J.S.バッハピアノ協奏曲1番、チャイコフスキーピアノ協奏曲3番、モーツァルトピアノ協奏曲23番をウィーン国立歌劇場管弦楽団と共演する等、ソリストとしても契約を結び、活躍している。2016年、新書館よりファーストCD『Dramatic Music for Ballet Class 1』をリリース。